わたし自身、過去さまざまな経験をし言いようのない【生きづらさ】を感じながら生きてきました。幼少期から機能不全家族の中で育ち、自己否定感や劣等感とともに生きるうちに、20代前半で動けなくなるほどのうつ病を経験します。
体はいつも鉛のように重く、仕事に行かなくてはならないのに起きられない。首には慢性的な痛みがあり、顔も肩もいつも緊張している。お腹もいつも緩くって、寝ている時ですらその唐突な痛みで目が覚める。原因不明のアレルギーで皮膚はガサガサになり、かゆみでかきむしる悪循環。
頭は常にぼんやりとしていて人の名前が出てこない、自分が何をしようと席を立ったのか思い出せない。しまいには文字の読み書きが困難になるほど衰弱し、いつも混乱し憔悴している。おまけに気分は数分おきにコロコロと変化し、わたし自身ですらそのアップダウンに打ちのめされそうになる。
お酒とタバコがやめられず、甘いものや炭水化物ばかり食する日々。甘いものを食べると少し気分がよくなるから、また食べてしまう。心の中はネガティブな考えでいっぱいで、恐れ、憎しみ、怒り、悲しみや孤独がうずまいている。わたしはみんなから嫌われていて、世界は敵だらけだと信じ、いつも怯えている。
息をするのも精一杯の苦しみの中、人間関係も、恋愛も、仕事も、家族との関係も、人生のあらゆることが上手くいかない毎日。
自然と死を意識するような日々を長らく過ごしていました。
そんな中にありながらもどこかで直感的に「死んではいけない、自死を選ぶことでは苦しみからは逃れられないのだ」と感じており、本気でカラダのこと、ココロのこと、魂のことを学んでいきました。そしてそのどれもが密接に繋がり影響しあいながら私という存在を作り上げていたことを知った時、わたしの中で大きな意識の変容が起こるとともに、現実が前向きに変化していったのです。
【知識はパワー】わたしはそう信じています。
わたしたちのカラダで起こっていることを理解することは、許しに繋がります。わたし自身、知ったことで自分や他人に優しくなれたり、より深く愛を感じるようになったり、自律と自立を持てるようになったことがたくさんありました。知ること、気付くことは、現実的な変容を生み出すための大きな一歩となってくれるのです。